NPOだから、「寄附」が集まるわけではない
最近よく間かれるのが
「NPOの寄附マーケツトは拡大基調である」 とか、
「クレジット決済とか寄付者管理ソフトを使って寄附関係事務を効率化しよう」 とか、
「ファンドレイジングの便利ツールが増えているから利用すべき」とか、
いずれも そうかそうか、そうなんだ~ とはなるものの。
肝心なのは 「自分の法人は、何のために、何をするのか?」 でしかないわけです。
わたしはそこがわかっていませんでした。
たとえば、
①ホームページや団体紹介リーフレットに「寄附をいただける方はぜひお願いします」と書いてみた。
・・・でも寄付は集まりません。
②イベントで「募金箱」を設置しておいた。
・・・でも寄付はほんの少ししか集まりません。
③寄附をくれる人が現れた!せめてお礼状は書かないと!と思って何とか書いた。
・・・でも次の寄附にはつながりません。
これ、書いていて恥ずかしい限りなのですが。。。
今だったら、昔の自分にこう伝えるかな?という愛情のアドバイスを書き加えてみます。
(わたしも、少しは成長したのかしら?)
①ホームページや団体紹介リーフレットに寄附のお願いを書いたけど、寄付が集まらない。
→イベントで直接「寄付をお願いします!」と言ってみたことある?言わないと伝わらないものだよ。
②イベントで「募金箱」を設置しておいたけど ほんの少ししか寄附が集まらない。
→少額でも集まっているなら、それを続けるべき。「寄付集め」を仕組みにして、もう文化にまでしてしまおう!
③寄附をくれる人が現れた!だからお礼状を書いた。でも次の寄附にはつながらない。
→心に響くお礼状になっていたかな?それにニューズレターも郵送してフォローアップを。
さらに「こんな有意義な活動をしていくため、いくらの資金が必要です、ぜひ寄付をお願いします」・・・と言われるくらいの魅力的な企画、実行できる計画、共感が得られる発信力を磨こう。
半年くらい前までのわたし、
一言でいうと「NPOだから、それなりに寄付も集まるのかな?」くらいに軽く考えていたのだと思います。
何しろ、事業活動がしたくてNPOを立ち上げたのであって、寄付活動をしたいわけじゃない、みたいな考え。
いや、それ以前に「寄附を募る(=お金を下さいって言う)のはそもそもハードルが高いっていうのがありました。
でも現実は「NPOだから寄付か集まるわけではない」。
「事業活動をしたいからといって、寄付を募らなくてもいいわけでもない」。
そのことに気付くのは、もっと後の事でした。
(つづきます)