5年前に仲間を募ってNPOを立ち上げ、運営を初めて間もないころ、いろいろとお金の面で苦労しました.

自宅を事務所にしていたので家賃や光熱費は発生しない。
でも会計ソフトを買ったり、法人印を買ったり、事務仕事に必要な文房具を買ったり。
とにかく最初のうちは「物入り」なわけです。

だから、まず直面したのが「お金をどうすれば?」という課題でした。
まあ、これは何となくわかっていたことではったので、設立にあたって自分が拠出したお金と、仲間からの入会金・会費で賄うことができました。

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、ほどなく「お金がどんどん減っていく!」という事態に直面します。
イベントやせミナーをやろうにも、なかなか人は思うように集まってくれません(-_-;)。
設立間もなくて、ノウハウも知名度もないのだから当然。
高い価格設定はできない。人が集まりづらい。だから事業収益はこく少額に留まりました。
出ていくものは多く、入ってくるものが少ないのだから、当然収支は悪化。お金はどんどん減っていきます。
これはかなりのプレッシャーでした(-_-;)。
「全責任は自分にある」みたいな気がしてしまって。

そこを埋めてくれる心強い見方が「助成金」でした。
イベント打っても、なかなか人は来てくれない。その上、お金は持ち出しばかり増えていく。
…という事態が続くと「わたしの考えは間違っていたのかなあ…」と、どうしても気持ちが揺らいだりもします。
(わたしはそうでした)

だから、助成金は収支改善というだけでなく、気持ちの面でも大きな支えになってくれました。
まあ、デメリットとして書類作成の手間がかかる、プレゼンや報告会があったりもして、かなり手間がかかる面はあります。
(わたしは息子連れになることが多く、やはり親子の負担が大きくなりがち)

・・‐と、ここまでの話をまとめます。

・設立当初にかかるお金は、設立準備金や会費で賄う
・創業期の事業にかかるお金は、助成金で賄う

そして、今回話題の「寄附」について。

この時点ではまったくと言っていいほど、集まりませんでした。

ごく親しい人が、1、2回「寄付するよ!」と言ってくれ、 「ありがとう!」というやりとりをして。
慣れないお礼状を何とか書いて送って、それで終わり。

う~ん(-_-;)。

今考えてみると、なんとも申し訳ない/もったいないことをしていたなあ~(-_-;)(-_-;)(-_-;)とわかるわけですが、
何といっても経験の浅い創業期の弱小NPO。仕方のない面もありました。

(つづきます)