くるみでは今、目標に向かって二つのプロジェクトを動かしています。

一つは「居場所づくり」、もう一つは「認定取得」です。

自分の中では、夢に向かうための第一歩、という位置づけになっています。

くるみー来未は、設立から4年半、
『自閉症スペクトラムに代表される、多様な特性のある本人と家族のQOL(生活の質)を向上することにより、一人ひとりがその人らしく豊かに生きることができる社会を創る』という理念のもと活動してきました。

障害のある子の親が中心になって活動しているので、メンバーはみんなお忙しい方ばかり。
だから、「できる人が、できるときに、できるだけ」というコンセプトで、無理せずゆるゆると、月1回くらいの頻度でイベントを実施。

親だけでなく、教員や福祉職のような支援者・専門家の力もお借りしながら。
目指してきたのは、当事者や親同士の「仲間づくり」や「学びあい」。
「ピアサポートを実現する場づくり」はとても大切な活動なので、今後も引き続き行っていきます。

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そうこうしているうちに、息子はもう高等部三年生になりました。
就労に向けた実習にも何度か行っていますが、やはりそう簡単にはいきません。
たとえば進路がどこかの福祉施設に決まったとしても、その施設にずっと行き続けることになるかはわからない。

これまで知的障害・自閉症のある息子と父子家庭で10年暮らしてきて、わたしが何度も感じてきたこと。
それは、①社会に彼の居場所が少ないこと ②なぜこういう社会になっていて、わたしに何ができるだろう?ということ。

そんなモヤモヤや疑問に対する現時点でのわたしの答えが、このプロジェクトです。

わたしは最近、「息子のための居場所を創りたい!」と強く思うようになりました。
それは、彼が「ここは僕の居場所!」と感じられるような、所属感が持てるような「場所」。
彼にとって魅力ある活動があり、人との豊かなかかわりが持てて、そこにいるみんなで創り上げる「場所」。
それをこの手で創りたいのです。

地域には同じような思いを持つた人たちがたくさんいるはず。
だから、仲間の輪を広げ、協力しあって、みんなの力でもっと素敵な居場所にしていく。
小さくても高い塔を建てる。
ゴールはもちろん、誰も排除されることのない、「インクルーシブな社会づくり」。

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でも現在のわたしたちには、そんな場所もない、資金もない、ノウハウもない。
そして、法人としての運営体制もまだまだ・・・というわけで、「ないないづくし」。

今後、運営体制を強化して、寄付金も財源の一つに育てていく必要があります。
だから 「特例認定」→「条例指定J→ 「認定」とステップアップを目指すことで、運営体制と寄付金集めを強化を目指すことにしました。

・・・とまあ、今はまだこんな風にスラスラ書くことができます。

でも きっと今わたしが日々経験している、とてもエキサイティングなできことも、 5年後には忘れてしまっていると思います。

日々の家事、会社での仕事に加えて 子供の日々のケア、実習などの進路関係 NPOの仕事、、、「やるべきこと」に追われがちな日々。でも、ぜひやってみたいことなので、ともかくまずは始めてみます。

たとえば、
・想像もしなかったうれしいこと、それに伴う喜びと感謝の気持ち。
・想定していなかつたきびしい現実。それに伴う気持ちの落ち込み。
・特例目指すってなんで?何がきっかけでそうなったの??とか。

このような話を書きとめていく中で、わたしの社会に対する、息子に対する思いもたくさん発信していくつもりです。
・・ ・ということで、あまりまとっていませんが、とりあえず書いていくことにします。
応援よろしくお願いします。

 

大体週1回くらい投稿予定です。
みなさんの応援がとても励みになりますので、コメントや感想などお寄せいただけるとうれしいです。

 

NAOTO@KURUMI